うさぎについて

食餌について

  1. ウサギは完全な草食動物です。
    牧草を主食としていれば多くの病気には罹りにくくなります。チモシーなどの牧草が比較的入手しやすいためこれを主食とし、補助的に固形飼料(ペレット)を使うようにすると良いでしょう。ペレットは無理に与える必要はありません。
  2. 牧草は食餌全体の50%以上になるよう与えてください。
    ペレットは様々なものが販売されていますが、それだけでは繊維分の不足が起こりがちです。できるだけ高線維低カロリーの製品を選び、牧草が全食餌量の50%以上になるように心がけましょう。
  3. 野菜や果物、野草
    野菜や果物、いくつかの野草等も与えることができますが、与えても大丈夫なものなのか必ず確認してください。ネギ、タマネギ類は与えないように、果物は食べすぎると太る可能性がありますので注意が必要です。また、豆科の植物(クローバー、アルファルファ)などは喜んで食べるウサギも多いですが、与えすぎると病気になる可能性もありますので注意が必要です。生の野菜は好む場合が多いのでブロッコリーの芯やキャベツなど、おやつとして与えるのは良いことです。

病気の予防と早期発見

  1. 主に認められる病気と対策
    胃食滞、臼歯の不正咬合、盲腸便秘、尿路結石、顔面の膿瘍などが多く認められます。原因はいろいろありますが、食べている牧草量が不十分だと発症することが多い病気でもあります。逆に言うと、子ウサギの頃より牧草をしっかりと食べていれば多くの病気は予防できます。食物繊維を摂らせる目的で野菜類を多めに与えることは悪いことではありませんが、量の割に繊維が少なく水分が多いのですぐにお腹が一杯になってしまいます。与えすぎるとカロリーと線維の摂取が不十分で痩せてしまうことがありますので、野菜類はおやつ程度に考えて、牧草がたくさん食べられる環境にしましょう。
  2. フンの状態に注意しましょう。
    ウサギは外見から調子の悪さを判断することが難しい動物です。特に病気の初期や中期には症状が認められない場合があります。そして、明らかに元気や食欲の低下が認められ調子が悪いと気がついた時には相当に病気が進行している場合が多く、来院時には手後れであることもあります。早期に病気を見つけるためには日頃から注意して様子を観察することが大切ですが、特にフンの状態はその時の体調を把握しやすいものです。元気そうでも食欲が落ちていればフンは小さくなり、数が減ります。そのような時には早めに相談してください。

避妊去勢手術について

  1. 雌の避妊手術 
    避妊手術をしていない雌は2才くらいから卵巣や子宮の病気にかかるといわれています。特に5才を過ぎる頃より腫瘍(子宮の癌など)になる確率が高くなります。子どもを生ませる予定が無ければ生後6ヶ月くらいでの避妊手術をお勧めします。
  2. 雄の去勢手術
    気が荒い、ケンカをするなどの場合には去勢手術をお勧めします。特に雄を複数で飼育されている場合には去勢手術をしなればケンカでお互いが怪我だらけになってしまいます。将来の睾丸腫瘍を予防するためにも手術は有効です。